あなたに会えてラッキーよ!

 

6月終わりにマチャコスでのアグリカルチャーショーにぶらっと行って、何気なく一番最初に立ち寄ったブースでピーターさんというマンゴー農家のおじさんに出会った。「マンゴーを約1000本育てていて、ドライマンゴーの製造方法を知るためだけに、はるばるこのショーに来た。君に会えて凄くラッキーだ。」と。いつもこんな感じで偶然の出会いがやってくる。

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次シーズンに向けてのマンゴープロジェクト進行中

 

皆様、こんにちは。ケニアのティカの大手食品会社のなかで仕事をさせてもらうようになって、約4ヶ月が過ぎました。

 

普段は製造現場にいることが多いのですが月に23回は農村部やイベントに出かけていって農民たちと話をする機会をもっています。

 

5月と6月に1回づつ計2回、ティカから1時間半~2時間くらいのMachakos Countyの2つのSub-countyから9つのマンゴーグループのリーダー達と次のシーズンの買い付けのための話合いの場を設けました。毎年、産業地域であるティカからキクユ族のブローカーが来て、安く買い叩いていくというどこでも耳にするブロカーの問題や、ローカル品種のマンゴーの枝に、より市場価値の高い改良品種を接木するトップワーキングという技術の普及率が他の地域よりは低いという声も聞かれました。

 

安定した売り先がないことに毎年悩まされている農民たちに、私が言いたかったことは、地域のマンゴーの品質を向上する努力を止めることなく続けていってほしいということです。同じMachakos  Countyのなかでも、品質・量とも申し分なしのマンゴーの優良産地があります。その地域に業者からの引き合いが高いのでグループを形成して外部からの指導をうけ、栽培技術をあげ、今年は通常よりも1個あたり5ksh(5)くらい高い値段で販売したようです。

 

これまで、ドライマンゴーは農村部の加工グループと連携して加工し買取としていましたが、品質が安定しないという問題があり、今後は主に自社製造していくことにしています。次のシーズンは上述の地域からは、2グループの計20農家から合計40,000個買い取り、ティカでの製造を想定していますが、全リーダーからもっと買取量を増やせないかという強い要望があがりました。もちろん、もっと多くの2倍・3倍の量を買い取ることができればいいのですが、事前契約をできる量として現時点で設定した20農家合計40000個という数量自体が大きな挑戦なのです。

 

市場が求める品質のものを製造しないと販売できないので、慎重に計画をたてています。準備が非常に大切で80%は準備で決まると考えています。製造するための設備を9月から整備していきます。9月からはオフシーズンのマンゴーを仕入れて、ぼちぼちと準備体操をして本番の繁忙期にそなえていきます。

 

12月から3月がマンゴー加工の勝負の時期。それまでは、マンゴー以外の2種類の製造量と質の安定と5SKaizenの手法を取り入れてスタッフの生産性向上を地道に図っていきます。

 

マンゴーシーズンに手伝ってくれる人や、がっつり果物加工事業に関わりたい人を募集しています♪♪(社会人経験のある方に限らせてもらっています。)待遇面は経験を考慮。気軽にお問い合わせ下さい!(代表:山本 歩)

 

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「管理」ではなく「教育」

 

皆さん、こんにちは。代表山本です。

 

現場で考えることを不定期ですが綴っていくことで知ってもらえたらなと思います。

 

経営のけの字も知らないですが、勉強をしながら実践を通して、自分なりのやり方を見つけているところです。最近は、現場を「管理」をするのではなく、徹底的に「教育」をしようと決めてやっています。製造管理、労務管理という言葉がありますが、製造教育、労務教育と言い換えたほうが私自身しっくりくるので、そうしています。

 

製造に必要な基本的なことをこちらが教えて、彼らが理解したら、あとは状況に応じて自分たちで考えて、いい品質のものを作る力をもっと伸ばしてほしいと思っています。ペンと小さいノートを各自に渡して、重要なことは自分で書いて記録するように指示してます。加えて、毎週月曜日には前の週に何度か言ったことを全員にこちらで書いて、貼ってもらっています。

 

今の事業所はケニアの大きな食品会社のなかにあります。海外に多くの輸出先をもっておられ、国際レベルのFood safety management/ quality managementのシステムが確立されています。手洗い場には、スタッフの身だしなみや手洗いを監督する人がいますし、施設内の洗浄後は毎回、菌レベルの検査もされています。このような環境で仕事をすることで、スタッフも多くのことを日々吸収しているようです。周りの厳しい目があり、少しでも衛生管理のシステムから外れれば、注意を受けます。有難く受け止めて、直ぐにスタッフにフィードバックをして改善しています。

 

急がず焦らず、納得のいく品質のものを世にだしていくため、日々挑戦しています。根気がいりますが、絶対にやり遂げます! 

 

引き続き、製造・品質管理の専門知識と経験を持った方で一緒にビジネスをやってみたい~という人材を大募集しています♪待遇等、詳しいことはお気軽にinfo@kenyafruitssolutions.comまでお問い合わせ下さい!

 

(写真は、若いスタッフたちとティカの滝を見に行ったときのもの。)

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日本での販売は「一旦」終了、ケニア国内販路開拓中!!

昨年度から販売していただいていた「わかちあいプロジェクト」での販売はいったん終了しました。生産体制を整え、品質向上も図り、日本市場での販売できるようにしていく予定です。まとまった量をお求めの方、イベントなどで紹介していただける方、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。生産できる期間や量が限られておりますが、タイミングによって日本で販売できる時期もあります。

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マクエニで調査を行っています

インターンの伊藤憲子さんのレポートです。当社は事業を通して、マンゴー流通の仕組みを変えていくことに挑戦したいと考えています。せっかくのおいしいマンゴーできちんと生計を立てることのできる仕組み、適正な収入が得られるようにしていくことが使命です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回は33のマンゴー農家の方々に、マンゴー栽培の現状と普段の生活について聞き取りを行いました。訪問した地域では、主にメイズや数種類の豆、マンゴーやオレンジなどが、栽培されており、その中でもマンゴー栽培は気候が適しておりケニアの他地域と比較しても非常に盛んです。

 聞き取りを行って私がもっとも衝撃を受けたのは、マンゴー農家がマーケティングにおいてかなり深刻な問題を抱えているということです。マンゴー農家はシーズンには平均して一農家あたり約11,000個ものマンゴーがとれると言います。しかしながら、ほとんどの農家は収穫したマンゴーを直接マーケットに売りに行く手段がなく、仲買人が買い取りに来てくれるのを待つしかありません。マンゴー農家が苦しめられているのは、その仲買人が来る時期と提示価格です。マンゴー農家にとって仲買人が来る時期は不定期で予測が出来ません。しかも、仲買人は15~8Ksh(610)と格安の値段を提示します。農家はたとえその値段が安過ぎたとしても、今後いつマンゴーを買い付けに来てくれるか分からないため、たいていその値段を受け入れるしかありません。

 

 また、マンゴー農家にとって良質のマンゴーを作るためには、害中対策などの手入れを行わなければ行けません。しかし、ほとんどの農家が管理に必要な費用を賄う事が出来ないのです。お金がなくて害虫対策の薬を買う事ができず多くのマンゴーをやむなく廃棄しているという声を非常に多く耳にしました。

 

今回多くのマンゴー農家さんの自宅を訪問させてもらい、実際に農村部の人々の暮らしを目のあたりにしました。村に電気はきているものの、ほとんどの家がまだ電気を引く事が出来ていません。水道はないため、タンクにためた雨水を使用するか、水をその都度買いにいきます。今回聞き取りをする中で生活の中での困難を尋ねると、多くの人々が地域に井戸を掘る必要性を訴えていました。水の不足が作物の出来に大きく影響しているという現状があるからです。さらに、お金がない為に子どもの教育費を負担出来ないという声も多々耳にしました。未来の人材である子どもにとって、子どもに未来を託す家族にとって最も重要な教育に割くお金がないという現状を、多くの農家が抱えているのです 。

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日本での販売は「一旦」終了、ケニア国内販路開拓中!!

昨年度から販売していただいていた「わかちあいプロジェクト」での販売はいったん終了しました。生産体制を整え、品質向上も図り、日本市場での販売できるようにしていく予定です。まとまった量をお求めの方、イベントなどで紹介していただける方、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。生産できる期間や量が限られておりますが、タイミングによって日本で販売できる時期もあります。

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ホームページをリニューアルしました

今、当社の商品は「わかちあいプロジェクト」様でお取り扱いいただいているのみです。いずれは自社の力で日本の皆様にも販売できるようにしていきたいと考えております。このホームページを通じて現地の製造や様子を発信していく予定です。(日本オフィス担当 阪本純子)

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日本での販売は「一旦」終了、ケニア国内販路開拓中!!

昨年度から販売していただいていた「わかちあいプロジェクト」での販売はいったん終了しました。生産体制を整え、品質向上も図り、日本市場での販売できるようにしていく予定です。まとまった量をお求めの方、イベントなどで紹介していただける方、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。生産できる期間や量が限られておりますが、タイミングによって日本で販売できる時期もあります。

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ホームページをリニューアルしました

今、当社の商品は「わかちあいプロジェクト」様でお取り扱いいただいているのみです。いずれは自社の力で日本の皆様にも販売できるようにしていきたいと考えております。このホームページを通じて現地の製造や様子を発信していく予定です。(日本オフィス担当 阪本純子)

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心の支えとなっているもの②

(前編からの続き) また大大大先輩の佐藤さんに本に書いて頂いた、
『何があっても前向きに続けましょう。大丈夫ですよ!!』

という言葉にそのときの私の心は救われました。人生においてどんなときもドンと構えて冷静に対処していくことが大切だと改めて学びました。
現在は、マネジメントは私のケニア人の27歳のマネージャーの2人体制でやっています。更に組織を機能的にするために、生産とマーケティングの責任者を1名づつできるだけ早く確保したいと考えています。やる気と情熱のある方でしたら、国籍は問いません。条件面はその人の経験等に応じて提示させて頂きます。アンテナをたてて、人材探しをしており、早く体制が整うことを強く願っています。

☆★☆お知らせ☆★☆ 今シーズンできたてのドライマンゴーのケニア国内での注文受付を開始しています。ナイロビ市内への配達は無料で行っています。数量限定でスナックやお土産用の小袋とお買い得袋をご用意しています。商品案内をメールで送付しますので、ご興味ある方はinfo@kenyafruitssolutions.com宛に、件名「商品案内希望」と書いてお気軽にご連絡下さい(^∇^)

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心の支えとなっているもの①

ケニアフルーツソリューション代表山本です。

青年海外協力隊の任期終了後の2014年の4月にケニアでケニア・フルーツ・ソリューションズという会社を登録してから約10ヶ月。 一気にとはいきませんが、少しづつ前に進んでいます。目の前のやるべきことを日々取り組んできました。これまでの歩みと今後の進捗をブログに綴っていきたいと思います。筆マメではないですが、やってみます。

昨年の12月、想定外のことが起こり、生産が予定通りに進まなくなってしまいました。借りていた施設が急に使えなくなりました。2ヶ月程の短期間借りる予定で正式に契約書交わしておらず、詰めが甘かったと感じています。テスト販売の納期に間に合わせるために早急に別の場所を探して、受注していた乾燥機を大急ぎで取り寄せて、設置しました。しかし、変圧器がなかなか入手できず、奔走している間にクリスマス休暇に入り、販売店は営業しておらず、結局乾燥機が使えるようになったのは1月上旬でした。やっと製造を開始したものの製造部門の管理体制が整っておらず、製造工程での予想以上のロスや遅れがでて、週末も作業をしないと終わらないという状況でした。1月半ばからはマンゴーシーズンが本格的に始まり、グループは最大量を生産して利益をあげたいと非常に意欲的。しかし、品質がこちらの求めるものに達しておらず、改善点を即座に伝えて、取り組んでもらうという繰り返し。
 
 この試練のときに、心の支えとなったのは本は、ご指導頂いている佐藤芳之さんの昨年11月に出版された著書、『歩き続ければ大丈夫。』です。アフリカで事業をするうえでの秘訣がたくさん詰まっています。とっても分かりやすくすんなり心に染み渡る1冊です。

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